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動画をトリミング (切り出し) する — /tools/video-trim の思想と使い方

Zerosend の動画トリミングツールは、動画をサーバーに送らずブラウザ内で任意の区間だけ切り出します。不要な前後や長い会議録画から特定区間のみを共有したいときに。Zerosend 編集部が解説。

60 分の会議録画から「重要な 3 分」だけ共有したい、旅行動画の最初の手ブレ部分をカットしたい、画面録画の誤操作部分を除きたい。動画のトリミングは、共有前の定番作業です。

Zerosend の動画トリミングツール は、この作業をブラウザ内で完結させます。

こんな場面で使える

  • 会議録画の抜粋共有: 60 分の Zoom 録画から決議箇所の 5 分だけを切り出してチームに送る
  • 旅行動画の冒頭カット: 起動直後の手ブレや暗転部分を除いて本編から始める
  • 画面録画の整理: 操作説明動画の冒頭・末尾の余分な操作を削除
  • SNS 投稿用にカット: 長い動画から見せたい場面だけを 60 秒以内に切り出す
  • インタビュー動画の引用: 収録全体から発言箇所だけを抜粋してプレゼンに使う

なぜブラウザ内でトリミングするのか

トリミングしたい動画ほど「切り取りたい箇所」より「切り捨てたい箇所」が大きいものです。60 分の会議録画から 3 分を抽出する場合、残りの 57 分分の機密発言もいったん相手サーバーにアップロードすることになります。

これはプライバシー観点で非合理的です。Zerosend はトリミング処理をローカルで行うため、アップロードそのものが発生しません。入力動画が数 GB あっても、ネットワークには何も流れません。

使い方

  1. /tools/video-trim を開く
  2. 動画をドラッグ&ドロップ
  3. 開始時刻・終了時刻を指定 (スライダーまたは秒数入力)
  4. 「トリミングを開始する」をクリック
  5. 切り出された動画をダウンロード

ffmpeg.wasm とは

ffmpeg は動画・音声処理の世界標準ツールで、もともとはターミナルで使うコマンドラインプログラムです。ffmpeg.wasm はこれを WebAssembly (WASM) にコンパイルしたもので、インストール不要でブラウザ上で動作します。

Zerosend はこの ffmpeg.wasm を使って、ネイティブアプリに近い動画処理をブラウザ内で実現しています。初回アクセス時は約 30MB の WASM ファイルを取得するため少し時間がかかりますが、取得後はオフラインでも動作します。

仕組み

ffmpeg.wasm の -ss (開始) / -to (終了) オプションを使って指定区間を切り出します。

  • 入力動画を ffmpeg FS に書き込み
  • -ss <start> -i input.mp4 -to <end> -c copy output.mp4 で再エンコードなしに切り出し
  • -c copy によりロスレス抽出 (処理も高速)

再エンコードしないため、画質劣化なし・処理時間も入力サイズの数%程度で完了します。

よくある質問

Q. フレーム単位の精度は? A. -c copy でキーフレーム境界に揃える仕様のため、GOP サイズに依存します。秒単位以上の精度が必要なら問題なく使えますが、フレーム単位の精度が必要な場合は本ツール内で再エンコードオプションを有効化できます (処理時間が増加)。

Q. 対応している動画形式は? A. MP4・MOV・AVI・WebM・MKV など主要な形式に対応しています。スマートフォンで撮影した MP4 や MOV ファイルはそのまま使えます。

Q. ファイルサイズの上限はありますか? A. デバイスのメモリに依存します。PC (8GB RAM) なら 2〜4GB 程度まで問題なく処理できます。大容量ファイルは事前に 動画圧縮 でサイズを小さくしておくと安定します。

Q. 複数区間を切り出して連結できる? A. 現状は 1 区間のみです。複数区間を扱う場合は 1 区間ずつ抽出後、別途結合ツールを使ってください。

Q. 音声も一緒に切り出される? A. はい。映像と音声は同じ区間でセット抽出されます。

Q. 音声だけ切り出したい場合は? A. 音声トリミング を使うか、本ツールで切り出した動画から音声だけを 音声形式変換 で抽出してください。

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