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PDF のページを並べ替え・削除・回転 — /tools/pdf-edit の思想と使い方

Zerosend の PDF ページ編集ツールは、PDF のページ順序変更・削除・回転をサーバーに送らず端末内で行います。スキャン時の向きミス修正や不要ページ削除に。Zerosend 編集部が解説。

スキャンしたら逆向きになっていた、最終ページが白紙だから削除したい、契約書の章を入れ替えたい。PDF 編集の 9 割は「ページの並べ替え・削除・回転」で済みます。

Zerosend の PDF ページ編集ツール は、この基本 3 操作をブラウザ内で完結させます。

こんな場面で使える

  • スキャン結果の向き修正: スキャナが横向きで読み込んだページを 90° 回転して正しい向きに
  • 白紙ページの削除: スキャン時に混入した白紙ページや意図しない空白ページをまとめて削除
  • 報告書の章順修正: 後から追加した付録を適切な位置に移動。ドラッグ操作でページを並べ直す
  • 配布用 PDF の整形: 社内向けの全ページを含む PDF から、共有しても問題ないページだけを残す
  • 製本・印刷準備: 両面印刷や製本に合わせてページ順を並べ替える
  • プレゼン資料の調整: 不要なスライドを削除して提出用スリム版を作成

なぜブラウザ内で編集するのか

PDF 編集の対象は、ほぼ例外なく機密文書です。業務委託契約、秘密保持契約、顧客カルテ、社内規程、給与明細。これらを「ページを入れ替えるだけ」のオンラインサービスに預けると、元の全ページが相手のサーバーに渡ります

「処理後にすぐ削除」と書かれていても、保存の痕跡や解析ログをユーザーが検証する手段はありません。Zerosend ではページ編集もローカル処理のため、この透明性の問題を構造的に回避できます。

使い方

  1. /tools/pdf-edit を開く
  2. PDF をドラッグ&ドロップ
  3. ページサムネイル一覧が表示される
  4. 操作:
    • 並べ替え: ドラッグでページを入れ替え
    • 削除: 不要なページのゴミ箱アイコンをクリック
    • 回転: 各ページの回転アイコンで 90° 単位回転
  5. 「編集を完了する」をクリックして新しい PDF を出力

pdf-lib によるブラウザ内 PDF 処理

Zerosend の PDF ページ編集は pdf-lib というオープンソースライブラリで実装しています。pdf-lib はブラウザ上で PDF の読み込み・書き出しができる純粋な JavaScript ライブラリで、サーバーサイドの処理は一切不要です。

サムネイル表示には pdfjs-dist (PDF.js) を使い、各ページを Canvas に描画。並べ替え・削除・回転の操作を UI 上で決めてから、最後に pdf-lib で新しい PDF として書き出します。契約書や機密文書も、データが端末から出ることなく安全に編集できます。

仕組み

  • PDF を pdfjs-dist でレンダリングしてサムネイル一覧を表示
  • ページの並び・削除・回転情報を UI 上で管理
  • 「完了」操作時に pdf-lib を呼び出し、元 PDF から必要なページを順にコピー
  • 回転は page.setRotation() で書き込み
  • 最終 PDF として .save()

サムネ描画 (pdfjs-dist) と PDF 組み立て (pdf-lib) の 2 ライブラリで役割分担しています。

よくある質問

Q. テキストの編集はできますか? A. 本ツールはページ単位の操作 (並べ替え・削除・回転) に特化しています。文章の書き換えや署名追加、注釈入力には対応していません。

Q. パスワード付き PDF は使えますか? A. パスワードで保護された PDF の編集には対応していません。事前にパスワードを解除してください。

Q. 編集履歴は残りますか? A. 新しい PDF として書き出すため、元ファイルは変更されません。必要なら元ファイルを別途保存しておいてください。

Q. ページを複製 (同じページを 2 回入れる) できますか? A. 現状は非対応です。需要があれば追加します。

Q. 回転の粒度は? A. 90° 単位のみです。PDF の仕様上、自由角度回転は本来のページ情報を損ねる可能性があるため非対応です。

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